すきだよ。
数十分たった頃だった。
ナンパ男が口を開いた。
「ねえねえ、名前なんていうの??」
「…」
「可愛い格好してるけど、大人っぽいよね~、何歳なの??」
「…」
「高校生だよね、どこの高校??」
「…」
突然の質問攻撃を全力で無視する、私。
シンジコクった!!
アケミどうするの!?
…正直、ナンパ男の質問は、マンガの展開に夢中で全く聞いてなかった。
すると、さすがにいらっときたのか、ナンパ男はガタンッっと立ち上がった。
帰るのかと思いきや。
私のうしろに来て、耳元に口を寄せ、こう言った。
「いつまでも、シラを切り通せると思うなよ。梨木莉歩。」
思わず肩がビクッと震えた。