キミのとなり

｢てか練習凄かったよな〜。練習内容は大体一緒なのに、小学校よりも迫力あった。｣

｢私も思った。てかヒロはバスケ部入るの？｣

｢あ？…俺はもう入部届け出したよ｣

｢はやっ!!｣


もう入部届けだしたの!?
ビックリして目が飛び出そうだった。


私も入部届け、出さなきゃ!!


｢でも、ヒロは本当にバスケ好きだよね〜｣

｢……好きなのはバスケじゃねぇよ……｣

｢え？なんか言った？｣

｢何もない｣
ヒロはそう言ってそっぽを向いた。

何故かヒロの顔はリンゴみたいに赤かった。