bitter chocolate love.
「そ、そんなことないしっ…」
「あたしね…、こーやって相手の言おうとしてることがなんとなくわかっちゃうの」
「へ?」
そういって、淡々と千夏も話し始めた。
「あたしさぁ、小さいころから人とよくズレてるっていうか、みんなとは違う考えをしちゃって。
それで小さいころってみんな一緒じゃないとだめっていうのがあるじゃない?
あたし、それがいつも疑問で。小学校のころはずーっと1人だったの。
中学になってからはそれなりに周りの空気をよむってこともやってたんだけど。
あたしはいつも周りを気にして、周りに気を配って、結構大変だったの。
だったら、もういっそのこと性格ごと変わっちゃえばいいじゃない。ってなって、
高校に入って、明るい子を演じてみたの。
ま、亜里沙のおかげで元通り。小学生のころに戻っちゃったんだけどね」
そういって、千夏はちゃんとした笑顔をあたしにむけた。