†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
「……ん」
「って、向坂君これどうしたの!?」
照れながらも俺が返事をすると、どうや
ら澪も俺の怪我に気付いたらしく、驚い
たように叫んだ。
「怪我した。澪、手当てして」
「うん!保健室の方が近いから、保健室
でも良いかな?」
そう言って俺を保健室まで連れてくる澪
。
……すっげー不謹慎だけど。
澪が俺のために焦ってんのかと思うと、
ちょっと嬉しい。
養護教諭も出払ってるのか、保健室には
誰も居なくて、独特な消毒の匂いだけが
充満していた。
「じゃあ向坂君、好きな所に座ってて」
澪にそう言われたから、俺は近くにあっ
たベッドに腰掛けた。