永久の宝物


「ん~。まず、好きな人っていうのはたぶん作り話ね。それだけでここまですることないし…」


カノンと堅太をうちに呼んで、作戦会議中。

「…卓哉くん、どこか愛が行きそうなところは?」


「え…っと、屋久島とか。」

「なんで?」



「ほら、この前旅行いっただろ。そんとき、ここ大好きってすごいはしゃいでて。」


「屋久島ねぇ…けど、そんなありきたりなところいくかしら?」


カノンがう~んと唸りながら考えている。

堅太も真剣な眼差しで考えてくれているようだ。


愛、どうしてなんだ?一言くらいいってくれてもいいじゃないか。


なんで急にいなくなるんだよ…
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