永久の宝物

「た、くや?卓哉っ!?」

あたしは叫ぶ。目の前に、苦しそうに顔を歪めた卓哉が横たわってる。


どうしよう…どうしよう!


とうとう思っていたことが起きてしまった。

あたしは慌ててナースコールを押す。

『はい、どうしました?』


「倒れてるんです!人が!早く来てっ!」
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