永久の宝物

「え?」

「…実はさ、昨日の夜、愛のお父さんといろいろ話してたんだ。」


話?

「…愛と、結婚したいっていう話。」
ドクン…


あたしは思わず目を伏せる。

「お父さん…反対してた。でも、朝には分かってくれた。だからさ、これ…」

卓哉がカバンから、婚姻届を出した。
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