永久の宝物
~卓哉side~

帰る飛行機の中。

愛はボーッと外を眺めてた。
と、そのときだった。



「…卓哉、気分悪い…かも。」

「え!?大丈夫か?」



「多分…。ちょっと寝るね。」


「…ああ。」


振り返った愛の顔は青ざめていて、俺は心配だった。


少し顔を歪めながら目を閉じる愛を見つめながら、はやく着くように願っていた。
< 78 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop