ヤンキーで俺様な、あたしの彼氏
そこへ、お姉ちゃんが帰ってきた。



「ごっめーん、遅くなったね」



あたしと樫木くんが話してる中、



廊下で立ちどまっていた矢部先輩が振りかえり、お姉ちゃんの肩を組んでいる。




「おー、グッドタイミング」 











普段はサバサバしているお姉ちゃんだけど、矢部先輩の前では甘えた姿を見せるのも、



あたしのツボなの。



うらやましいなぁ……。

 

矢部先輩に連れられ、お姉ちゃんは自分の部屋へと入っていく。



いいなぁ。あたしも、ヤンキーさんの彼氏が欲しいよ……。




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