ヤンキーで俺様な、あたしの彼氏
イケメンの部類に入るんだろうけど、




樫木くんが……




矢部先輩の、数倍カッコよく見える……。













そして、樫木くんはあたしのおでこに自分のおでこをくっつけてくる。





「や……ちょっと、なんで」




「恥ずかしいから。顔が見えない距離まで、近くに寄りたい」




「いっ……意味わかんないから! はっ……離れて、離れて」




樫木くんを押しのけると、




とびっきりの顔で笑う、樫木くんの笑顔が目に飛びこんできた。




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