ヤンキーで俺様な、あたしの彼氏
この時間にウチに来るひとといったら……



きっと、あのひとたち。



「はーい!」




あたしはニヤけそうな顔を引きしめ、玄関のドアを開けた。










きゃ~っ!




あたしの目の前で、優しく微笑む超イケメンのヤンキーがひとり。



制服を着崩していて、耳にはシンプルなピアスがひとつ。




短い茶髪に、毛先だけを遊ばせたヘアスタイル。




そして、そのうしろにはいつも通り、何人かのヤンキーを引きつれている。




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