大好きだったよ。
「そろそろ寝るか」


時計の針は11時を少しまわっていた

「うん...そだね」


「?どした?」

「どうもしないよ」

ホントはね


よくわかんないんだけど、すっっごく


胸がドキドキしてる。


...なんでなのかな...


海についていく


あたし...どこで寝るんだろ?


「海潮、ここで寝ていーぞ」

ベッドを指差す


「...海は?」


「毛布でも持ってきて、そこらへんで」


「え?いいよ。悪いよ。あたし下でいい」



「よくないだろ。俺の寝相知ってるだろ?」


うん。すっごく悪いよね


「海潮の上にダイブしちまう」


そんなとこまで考えてくれてたんだ



「うん。ありがと。」



「おう。おやすみ」



「おやすみ」


ずっとこの関係でかまわない。


これ以上も以下も求めない。


崩れるのが怖いから。





< 18 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop