大好きだったよ。
ご飯が終わって、美海ちゃんに連れてかれた。


どこにってまぁ、当たり前だけど、美海ちゃんの部屋。


「どこ行ってきたの?」


「どこでしょうかぁ」


「どこ!?」


美人の睨みに負けて、あっさり、吐いてしまう。


それが毎回のパターン。


わかってるんだったら焦らさなきゃいいのに。


なんて考えるのも毎回のこと。


「水族館」



「そんでそんで!?」


「そんでって...。そんな感じ」


「どんな感じ?」


「サメ見に行って...ご飯食べて...帰ってきた」


「はしょりすぎ。そんなわけないじゃん」


「だってぇ...照れる///」


「可愛い♪許そ」

「ありがと」


「今日、泊まるの?」


「ううん。海が泊まりに来るって」


「そっか。じゃ、楽しんでね」

「へ?また明日」


< 65 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop