幼なじみと恋物語

12.恋人と





「晴ー、お母さん今日から2泊してくるから」


「わかった」


「ごめんね、一緒に住もうって言ったのに」


「仕事でしょ?仕方ないよ」


「今度出掛けようね」


「うん。行ってらっしゃい」




お母さんと住み始めて、1週間が経った



仕事は相変わらず忙しいらしくて、朝早くから夜遅くまで家にいない



引っ越す前と同じような状況だからあんまり寂しいとは思わないけど、1人で食べるご飯は楽しくなかった




「……用意しなきゃ」




今日は久し振りに真梨と会う



家で世間話をしてから、歩いて5分ほどのところにあるショッピングモールに買い物に行く



バッグに必要なものを用意してる間に、来訪を告げるチャイムが鳴った




「はーい」




時間通りだな



さすが真梨




「……え……?」










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