こんなオカンに育てられました(^o^ゞ
私が幼い頃、寝たきりだったオカンは元気になってからというものの、あっちこっちに行く


しかも一人でどこまでも
ある意味、旅慣れしている


ある時
例の如く、オトンとオカンが何やらケンカした
オカン、出ていくわ とだけ言ってほんまに出ていった。財布だけ持って…
この時点で夜の九時を回っていた


暫くすると、家に電話が
私が出ると…


オカン「おかあちゃんやけど…」


わたし「今、どこにおるん?」


オカン「JRの天王寺」


わたし「えっ?」


オカン「今、見たら那智に行く電車あったから滝見に行ってくるわ」


ガシャン
ツゥーッ
ツゥーッ
ツゥーッ


マジでぇ~?


でね
オカン次の日無事に帰ってきました


和歌山の名産品どっさり抱えて
勿論、那智黒飴もどっさり買うてきて…


オカン「白浜で温泉入りたかったけどさすがにな。しかしベンチで寝たから体痛いわ」


わたし「えっ?なんて?駅のベンチって?」


オカン「那智の駅着いたん夜中やからタクシーも無くて、しゃあないから駅のベンチで朝まで寝ててん。あんな、新聞落ちてたから被って寝てんけど温いで~」







ふう~ん
新聞紙って
ぬくいんや
覚えとこう…




何でやねん!



つか、
自分の母親が駅のベンチで寝るって…



ビミョー!

























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