Fairy And Rose
4

•ハンター•
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黒い森の隣にある、小さな村。

川の水力を動力にし、水車を使って生活をするこの村には
妖精の言い伝えが細々と残っていた。



『黒い森の妖精には気をつけなさい。
美しいその容姿は人を惑わし、人間の魂を食らう。

だから、気をつけなさい』



今では妖精も少なくなり、月日を重ねるごとに
この言い伝えは忘れ去られていったはずだった。



───だがこの言い伝えを聞きつけて、1人のハンターがやってきた。




ハンターは私利私欲の為に獲物を捕え、売買する人間をさす。


しかも、森に来たこのハンターは科学者でもあった。

珍しい生き物を調べては功績を上げ、その成果を売買する。
捕えた獲物本体を売買しないとはいえ、それを解剖しナカを抉る。


私利私欲の為に生き物を実験材料として扱い、生き物として扱わないのだ。

金にものを言わせ、心をその強欲に満たした、人間とも言えない者。



それが、黒い森に足を踏み入れた。




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