拾ってください!!《結婚しました!音々version》
その日パパはお仕事で帰ってこなかった。


夜中に目が覚めた、

洗面所で、ドラちゃんカップでお水を組んで飲んでいると


ガシャ~ンと大きな音がした。


恐る恐る近づいていくと、

キッチンにママがひとり座っていた。


「ママ?どうしたの?」


「音々?ふふ、こっちにおいで。」


「うん」


「音々はかわいいなあ。ママだあいすきよ。」


「ねねもだよ。」


「…でもね、ダメなのよ、音々ちゃんじゃあだめなの。


 ちゃんとママから生まれないと、

 ちゃんとパパの子じゃないと、

 ママは辛いばかりなの。」


バシっ


一瞬何が起こったかわからなかった。


頬がジンジンして

右頬を押さえていっると、

今度は背中を突き飛ばされた、


「ママ?痛いよお」


「痛いでしょ、ママも痛いのよ。


 音々が来てからずうっとよ、

 ここのところが痛くて苦しくて

 死んじゃいたくなるのよ。」





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