拾ってください!!《結婚しました!音々version》
「あれ?」

八起さんが、

突然立ち止まった


「どうしたんですか?」


「音々を拾ったところにまた何かあるぞ?」


「ダメですよ、また拾ったりしたら…」



私は、八起さんの手を引っ張って首を振る。


「なんだ、ヤキモチか?」


「違います。」


「おお、なんだ、子猫だ。」

大きな八起さんの手に

すっぽりと入ってしまうくらい

小さい。

「可愛いい。」


「どうする?

 拾ってやるか?」

にゃあ、となく子猫ちゃんに

目を細める八起さんに

ムっとしてしまう。










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