誠の旗の元で 「続編つけたし中」



今日で僕の命も尽きるだろう。


今まであったことを書き留めて欲しい、それが千蒼ちゃんの僕への最後の願いだったんだ


労咳で死ぬはずだった僕は、健康で53まで生きた。


お嫁さんをもらい、子にも恵まれた。


53と言う長い人生に今日で終止符をうつ



この時代に生を受けたことを誇りに、最後まで誠の志を心に・・・



そうして、総司は筆をおいた。







「お疲れさま、総司さん。
今までありがとうございました」


総司の亡骸の隣で涙を流すのは、あのとき町にいた少女。


智里…


彼女が総司の妻


「ママ、パパとバイバイなの?」


そこに駆け寄ってくる少女





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