期間限定彼氏
「はぁ・・・。いいなぁ、ペアリングとか。」



今は英語の授業中。


涼しい秋の風は集中力UPにはいいのかもしれないけど、今のあたしには意味がない。むしろ逆効果。



「何したんだよ、ため息なんかついて。」



隣の席の莉央に話しかけられた。



「ん・・・?なんでもない。」



あたしは窓から見える、グランドを覗き込んだ。
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