期間限定彼氏
目が覚めると、ふと見覚えのあるピンク色のカーテンが目に入った。


ここは・・・あたしの部屋??



「起きた?」


隣を見ると、慶吾さんの顔が映った。



「なんで・・・??」


桜さんは・・・?と思わずいいそうになってしまったが、その言葉は静かに胸の奥に飲み込んだ。



「莉央・・・だっけ?ッていうやつが俺を呼びに来て・・・。」


慶吾さんはあたしを見ると、微笑んだ。
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