期間限定彼氏
「慶吾さーん!!屋上にでも行きませんか?」



後ろからあたしが現れたことに、慶吾さんはかなり驚いていた。



「あ、あぁ。というか、いっつも行ってるだろ?」



そういわれてみれば・・・ね。



「今日も屋上の気分なんです!!」



『も』の部分にあたしは強く声を上げ、周りの人の視線を浴びた。



もう、嫌になる。



「今日はこればっかりだぁ・・・。」

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