897ピ-ス



「こと-!下に来る時に
お財布も持ってきて-!」


お母さんの声が1階から
聞こえた



財布?


…どっかにお出かけ
するのかな…?



流が来ただけで
謎だったのに
今のお母さんの言葉で
更に謎が深まった


とりあえず早く下に
行かなきゃ

ニ-ハイを履きおえた私は
勢いよく下に降りて
洗面所に向かった


顔を洗って髪を整える


中学生の時と比べると
テキパキこなせるように
なったものだな-と
歯を磨きながら実感した



最後に鏡でざっと
化粧をすれば準備完了



私は鏡で髪をもう一回
確認し終えると
リビングに急いで向かった
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