桜ノ宮高校、生徒会!
「…でも顔は可愛かったなぁ。絶対あれ、うちのクラスの笹村さんやろ。兄妹だったよな?」


「…あぁ、そだね。」


お互いやっとの思いで声を絞り出す。


"笹村 遊莉でぇすっ"


さっきの、会長の、猫なで声が頭の中でリピートして消えてくれない。


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