ありったけの笑顔で…
『起立、礼。さようなら』
はぁ…今は授業中に気が抜けない!
今まであたしはどれだけ気を抜いて
授業を受けてきたのだろう…。
あたしはうつ伏せになって机で寝ていた。
『菜穂~!帰るよー!』
『ん~?あぁ、はーい。』
『苦戦してるのね、数学に♪』
夢花絶対あたしで遊んでる!!
悪魔に見えるよー!!
夢花と解散して只今一人で電車待ち。
ホームで数学の勉強を軽くしていた。
『あー、こんなの分かる訳…』
『そんなんもわかんねーの?』
ん?へ?今声が聞こえたような…
顔をあげてみると……
『ぎゃー!!!』
見下したような生意気顔の小島が!!
『もうちょっと女らしい叫び方しろっつーの』
『なっ!ななななんであんたがいんのよ!』
しかも勉強してるところみられたら…
『相変わらず馬鹿なんだな…ふっ』
やっぱりー!!!
こいつに鼻で笑われることがムカつくのー!!