ありったけの笑顔で…
えっと……、あたし、淳也に
いじめられていじけてて心の中で
悪口連発してて……
それで……今は……
『なっ!!!////』
なっななななんで淳也の手があたしの
頭の上にあってしかもくしゃくしゃ
されてるの?!
えっ?!今どこ?!
わたしは誰?!
あたしは一人テンパっている。
『顔、タコみたいだぞ、ぷぷっ』
…
…
…
はあ?!?!
『はあ?!タコですって?!
せめてトマトちゃんでしょ!!』
失礼しちゃう!!
『人間じゃねーんかよ』
そう、ぽそっとつぶやいて笑っていた
淳也に、あたしは気づいてはいなかった。