たった一つのお願い

懇願2



「祐司、俺も春陽の手術の説明会出席するからな」



「あー…ハイハイ。それで慌てて父親を説き伏せようとしたわけね」




春陽の手術の説明会は、あと一週間となった。




「それよりお前、父親に了解を得た翌日俺と宮ちゃんに散々釘さして何してたんだ?いい加減教えろよ」



「…断る」



「春ちゃんに聞いたら顔真っ赤にするだけで答えてくれないし」




彼女の場合はきっと照れているだけだろう。
俺の場合は祐司の茶化しが鬱陶しいからだ。




「寝不足で散々だったお前にあの日だけ華が飛んでたぞ?」



「…まぁ、多少はスッキリしたからな」
< 87 / 264 >

この作品をシェア

pagetop