純~Love Story~愛
布団にもぐりこんだ。

「おねえちゃん?」

「寝る・・・・なんか疲れちゃったみたい・・・」

凛にさとられそうになるくらい
泣けてきた。


やっぱり やっぱり 終わりにしたくない

何であんな強がり言っちゃったんだろ
かっこつけて……


後悔先に立たず


メールの画面を出して

『佳真』って打った。


打って穴が開くくらいずっと見てる・・・・。
次の言葉が見つからない


ほんとうは好きなの
別れたくないの
さっきのは強がりなの


素直な言葉をここに入れられたら
どんなに楽になれるだろう


別れをつげた後で 自分がどれだけ
佳真を愛してるのか痛感させられた。


だけど素直になれば 佳真を縛り付けてしまうだろう


佳真の夢を応援してあげることもできない


そばにいたいってそう思うことは
佳真の邪魔をすることになるから……

ほんとうに佳真を愛してるなら


やっぱりこの恋を終わらせた方がいいのは
一目瞭然・・・・・。

だけどだけど こんなに胸が押しつぶされそうに
辛いのは・・・・・
それでも一緒にいたいって叫んでいるから・・・・。

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