純~Love Story~愛
そして真っ白なベールをかぶらされて

ブーケを持たされる。

「まるで結婚式ですけど・・・・・。」

「結婚式だよ。」主任が笑った。

「結婚式ったって Kei は今日は大阪に行ったし…
ちょっとまえに 写メ来ましたよ~会場の前でピースしてた
誰とするんですかぁ~~~」

手際よくおしろいをたたかれた。


「誰とって・・・・
誰とするのよ~~~ほんとに憎たらしいわ~~」

忍先生が私の鼻をつまんだ。


「幸せ者って蘭先生のこと言うのよ。」

主任が教室を出て行って
しばらくして 戻ってきた。

「じゃ はじめよっか~~
綺麗よ蘭先生 胸を張って堂々とね~」

何がしたいのか
わからないけど 運動場のドアが開いて
主任と忍先生に背中を押された。


いきなり目の前に広がる光景に私は
目を疑った。

それと同時に 結婚行進曲を 真由美先生が
オルガンで弾いてくれた。

「せんせ~~~綺麗~~~~!!!」

さっき帰ったはずの子供たちが
小さな手を叩いて笑っている。


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