純~Love Story~愛
「離れちゃうのに蘭をここで
縛り付けていけないよ。何がいい方法なのか
ずっと考えていた。蘭のことだけしか
頭になかったんだ。」

「心の準備何にも出来てない……。
突然 明日とか言われたって……。」

「そうだよね。
俺自身だって この状況の変化についていけてない。
でもせっかくのチャンスだし……
やってみたいんだ。」

「サッカーに佳真とられるのは
仕方がないと思ってたけど
まさか……。」


「嫌いになってわかれるんじゃないから
それだけはわかってほしいんだ。
好きだよ マジで……もし 何か手があるなら
待っててって言えるけど
まだ俺は 蘭の人生に夢は持てても
責任は持てないから……。」

「整理できない……だって
あんまり突然だから……。」

「ごめん……ただもう一緒にいてあげられない…
こうして抱きしめたり手をつないだりも
してあげられない……。」

私は泣くしかなかった。
佳真をたくさん困らせてやる

佳真は何度も何度も ごめんね って言った。
私の初恋が終わった日

佳真は みんなの前から姿を消した。
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