純~Love Story~愛
「保母さんになりたいって言ってたよね。
夢がかなったんだ。頭よかったし蘭ちゃんは。」

「あなたの夢に比べたらちっぽけだけどね。」

感じ悪い 私・・・・。

「保母さんスタイルめっちゃ可愛かった。
エプロンとか 自分で作ったのか?」

「そうだけど?」


シーン

無言の時間

「どこへ行くの?」

たまらなくなって 自分から話かけちゃった。

「家~たまに家に帰ろうと思って。」

「タレントを送ってくれないの?」

「いや~蘭ちゃんと一緒に帰ろうと思って
嘘ついたんだ。」


「さすが 俳優さんだね~
演技がうまいよ……このくだりは ナンパ?」

ねぇ・・・
ねぇ 私ってば 

性格悪すぎない?

自分で自分の言動に ハラハラしてる。

「ナンパ?違うよ。
昔の恋人に偶然再会してさ 必死に言葉を
探してる バカな男の役だよ。」

演技なのか 本気なのか
さっぱりわかんない。


「ほんと バカなんだから……。
一生許してあげないんだからね。」

声が震える。
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