colorful Mirakuru
それから数日後
この日もいつもの様に平和に一日が終わるものだと思っていた。

校門を通り抜けようとすると一人の女子高生が居た。

「あっ なおくんっ♪」


そう声を掛けられたが僕は無視を決め込んだ。


「ねぇ… なおくん…何で無視するの…?」


ついてくる彼女にイライラする。
もう関わりたくないのに…




そして

「なおちゃーん」

市橋さんが何かに察したかのように
その場から手を引っ張って助けてくれた。

「あ…ありがと」

市橋さんにお礼を言うと

「なおちゃん顔色悪いです大丈夫ですか?」

そう訪ねられ 「ん…大丈夫」 と言った。

そのせいか…
お互い一言も喋らずに自宅へと帰っていった。
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