ももの天然水
「ま、過去に傷があるのはしょうがねぇ。でも、だからと言って慎重になり過ぎるのはだめだろ。」

たしかに、慎重になり過ぎてた。

「兄貴、俺どうすればいいんだよ。」

「さぁな、てめぇの頭で考えろ。」

部屋を出ていく兄貴。

「考えろって言われてもな。」

とりあえず、着替えるか。

「いってくる」

「おう、いってら。土産よろしく。」

「はいはい。」

集合場所の双葉公園にむかう。

「紗優、まだかな?」

て、まだ10分前だ。

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