ももの天然水
「…高木先生?サッカー部の予定表もらいにきました。」

高木先生の前には、見覚えのある後ろ姿。

「…おう、これな。……で、松嶋。」

「…はい。」

「今のお前の成績と実力なら、大丈夫だ。だが、これから、少しでも気を抜いたら危ないぞ。」

「わかってます。」

「おう、がんばれよ。」

「ありがとうございました。失礼します。」

振り返った紗優は、俺を見て驚いた。

「ど、どーしてここに?」

「ちょっといい?」

「…え、うん。」
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