ももの天然水
舞台に戻りスピーカーを持ち上げる。

重い…。

フラフラとした足取りで階段を上る。

これが終わったら帰れる。

「あ!」

気付いた時には遅かった。

ガタンッ――・・・

「う…。痛い。」

誰か……。

「紗優!」

体育館に響く声。

誰?

気づいて…。

そのまま気を失ってしまった。
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