俺の太陽
言葉

一度だけ一緒に帰った。


部活を引退してからは、バスケで有名な桜ヶ丘高校へ入るために猛勉強し始めた。



放課後は毎日図書室で勉強していた。



あの日はたまたまだった。

いつもより帰るのが遅くなってしまったせいで、降りだしてしまった雨。


朝は快晴だったんだ。


だから……


傘なんて持ってこなかった。


そんな時に、昇降口で靴を履きかえているキミを見つけた。


高鳴る胸を押さえながら、声をかけた。
< 9 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop