犯罪コレクターの独白
三月十一日。


仕事が終わって帰宅した時間を見計らい、私は法子の部屋へ行った。

「いらっしゃい、喜成」

いつも通り出迎えてくれた法子の耳元で、私は囁く。

「お誕生日おめでとう、法子」

「ありがとう」


夕食後、私は或るものを法子に渡す予定だった。

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