俺様男子取り扱い説明書

ピピピピ――



静かな部屋にアラーム音が鳴り響く。


私はそれを止めると、目を擦りベッドから出た。







階段を降りて、新聞を取りに行く。


因みに私の両親は、海外に出張中でいない。


今は独りで暮らしている状況だ。


ポストに入っていた郵便物を全て取り、家に戻る。


「気のせい」と何度も言い聞かせながら。






ポスト近くに人が倒れていたのは、気のせいだ。
< 1 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop