俺様男子取り扱い説明書

「維は何言いたかったんだ?」


何かをまぎらわすように、話題を変える神谷くん。


「何でもないよ、忘れて」


苦しそうな神谷くんを見ると、話す気にはなれなかった。


やっぱりあそこに倒れていたのは、深い理由があるんだね。


でも今は、その時ではないみたい。


話せる時がきたらで良いから、話して。


そんな意味を込めて私は、彼の頭を撫でた。
< 14 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop