【完】I LOVE YOUが言えるまで

冷たいように思える美緒だが、友達からの相談には親身にのる。


そのため、中学、高校の友達とはいまだに付き合いがあるのだ。


「真理子は元気か、まだつるんでんだろう」


『元気だよ、しょっちゅう遊んでるよ』


こうして、美緒と進は懐かしい昔話に花を咲かせ、途中からはマスターも参加し、朝まで話は盛り上がった。


美緒はこの日、実家には帰らずに自分の部屋に帰り、一睡もしないで会社に行くことになった。


『寝ないで仕事ってきっついわぁー。
でも、久しぶりに逢って、いい話聞けてよかったよ。
これで亜美も泣きながら電話してくることもなくなるな』


この後美緒は、お風呂に入り、着替えをして、会社へと向った。


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