片想い





「もしもし、敏輝。私、あの、家のカギが開いてて、」



「菜月、落ち着いて、いまどこ?」



敏輝は、混乱している菜月を落ち着つかせようと話しかけた。菜月は、今いる場所を伝えてどういう状況なのか詳しく伝えた。途中、何度も言葉に詰まったが、そのたびに敏輝が「菜月、大丈夫だから。」と、優しく言った。



話している途中、一台のウィッシュが菜月の前を通った。そして、少し先のところで止まり、1人の人物が車から降りてきた。菜月は、怖くて視線を移せなかった。



「菜月、」



< 126 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop