片想い



「俺、菜月ちゃんのことが好きなんだ。6歳も年上で、菜月ちゃんからしたら良い年かも知れないけど、本気なんだ。もし良かったら、付き合って下さい。」



菜月は、驚き目を見開いた。しかし、見つめ合った目で、すぐに高山さんの想いが真剣だと分かった。そして、自分もすでに高山さんに惹かれている自分に気付いていた。



「お願いします。」



菜月は、照れたように俯きながら、高山さんの反応を伺った。高山さんは、年齢より若く見える笑顔を菜月に向けてくれた。







この日から、菜月と敏輝は付き合うようになった。



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