社長と極上の生活


「後は何を?」


「……くつ…下」


「ん、貸してみ?」


「………ごめんね?」


「俺に遠慮するな」


「……うん」


お腹の大きな杏花は靴下を履くのも一苦労。


ベッドに腰掛けてもいつも履き辛そうに。


俺は彼女の目の前にしゃがみ込んで


彼女に靴下を履かせ始める。


そんな俺を申し訳なさそうに覗く杏花。


その時―――――


ッ!! ヤバッ。どこ見てんだ?……俺。


妊婦はお腹が大きくなると自然と脚が開いてくる。


――――そう、胡坐を掻くみたいに。


杏花も例外ではない。


今もベットへ腰かけ、足元を見下ろしているが


両膝が左右に開いている状態。


妊婦としては当たり前の格好だが、


男の俺にとっては、天国のような地獄のような。


膝丈のワンピースの裾から色白な大腿部が露わに。


そして、その先が……チラリと。


絶景なんだが、マジで生殺しだな。


杏花はそんな事も全く気付かず、

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