私と5人の王子様。


そう冷たく言い放って
去っていく少女の後姿を見つめる。




ーあたしは一人でいたいのにー




そんなこと、言うなよ。


俺たちはお前を
一人になんかしない。



知ってるんだよ、
お前の心が
血を流して悲鳴をあげてるって。



それを
お前は一人で我慢してるんだよな?




俺たちがそばにいるから






だから、笑えよ。






藍。
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