“またね。”

異常な嫉妬

11月。

亮介と付き合い始めて、もう5ヶ月が経った。

「隆志、みっこちゃんとどう?」

「普通だってば」

「そっか。ごめんごめん」

会う度に同じことを聞く菜摘に、隆志は呆れたように笑う。

あれから都ちゃんとは仲良くしていて、今では隆志の愚痴を聞いたりする仲だ。

「でもいいなあ。ラブラブで」

「今はちょっと大変だけどね」

『大変』か。

隆志と都ちゃんもサイトに色々と書かれてる。

2人は仲がいいから、きっとみんな僻んでるんだ。

「菜摘も大変そうだけどさ。大丈夫だから、気にすんなよ」

ニッコリと微笑み、菜摘の肩をポンと叩く。

菜摘の心配なんかしてないで、自分の心配しなよね。



優しい隆志。

隆志は都ちゃんを説得してくれて、都ちゃんも菜摘のことを受け入れてくれたんだから

菜摘は絶対に隆志を守る。
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