お嬢様の仰せのままに。
「……」
温かいハーブティーと、温かい颯の手。
落ち着いたせいかまた眠気が襲ってきてしまう。
「…準備、してくる」
「ん。飯は部屋でいいんだよな?」
「うん」
早起き出来てるお蔭で、朝の準備にも余裕が出来た。
リムジンの中で、
慌ただしく颯にヘアメイクをして貰う必要も無い。
抜きがちだった食事も、ちゃんと取れるようになった。
夜に寝れてるから、学校で寝る時間も減った。
全部、颯が居るから出来た事。