10年後も…〜song for you〜
「じゃあ、私もコテージに行って、包丁とかまな板借りてくるね」
夏美はテキパキと食材を並べて足早にコテージに向って行った。
さすが、ダイニングバーでバイトしているだけあって、手早い。
関心して、夏美の姿を目で追っていると…
「真琴ちゃん、あっちに水道があるから、野菜とか洗ってきてくれる?」
絵里さんに指示を受け、ハッとした。
絵里さんは、クラッカーやジャム、クリームチーズを手に取り、
「私は、焼きあがるまでのお酒のおつまみに、つまめるように簡単なやつ作るね」
そう言ってにっこり笑った。
2人とも、料理上手でなんだか自分が恥ずかしくなってきた。
私は、こういう時が1番苦手で、何をしたらいいのか分からないから、指示を仰ぐとすごく助かる。
そして、自分の女子力の無さに少しだけ虚しくなった。