桃色の初恋〈上〉





キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン



「え~、今日から部活動が始まりますが、
下校の際は十分気をつけてください。」


午後の授業はほとんど寝てたから、覚えて
ない。


「さようなら。」


いつの間にか、終礼も終わっていた。



「紗季、寝すぎ!!授業中指されてたよ!」

『嘘!?ヤバイ・・・』

「ほら、早く、部活だよ今日から!!」

『うん!』


いつの間にか、あんなにマネージャーの
仕事を嫌がってた私がいなくなっていた。






< 29 / 216 >

この作品をシェア

pagetop