恋ができるの?fast

ライバル

-直哉-

今日から推薦希望者の面接が始まる
俺とかんなは○×高校
それ以外にも推薦者は居たが
○×高校は俺たちだけだった

「直哉!お互い頑張ろうね!」
かんなが話しかけてくる

「あぁ!」
俺は商業科、かんなは福祉科
二人とも別々だけど高校が同じだから面接練習は一緒だ

これからほとんどの放課後は練習が入る
だからかんなといる時間が増える

次の日の昼休み俺は屋上へ行った
見渡すと祐介だけだった

かんなは居ないのか…
教室に戻ろうとした瞬間

「直哉!」
祐介が声をかけてきた

俺は振り向いて
「何?」
と聞いた
「ちょっと話がある」

なんの話だ?
俺は黙ってベンチに座った

「なんだ?」

「お前には聞きたいことと言っておきたい事がある」
?
「俺は櫻井が好きだお前は櫻井をどう思ってる?」

!

「どうなんだ?」
「…
あぁ、好きだよ」

「!」
「俺はかんなのことが好きだ」

「そうか」


俺は櫻井のことが好きなんだ


「俺も…」
?



「俺も櫻井のことが好きだ
だから絶対に諦めねぇ!」

「!」
「…俺は中1のときここで出会った」

俺より先か


「俺は一年のときから女子に囲まれていた、すごくうざかった
うざいから昼休み屋上へ行った、そしたら一人女がいた」
「それがかんなか?」

「あぁ、他の女とは違くて、俺は毎日昼休み、櫻井と話した
そして遊びに行ったこともあった、一度だけだけどな
その日の櫻井はいつもと違い可愛かった」

「それがお前の初恋か?」

「そうか」

「でも俺は諦めたりしない
たとえお前たちがつき合ったとしても」

「!」

「お前告白したんだろ?」

「!、なんでっ!...」

「さっきから、かんなを俺のものだ的な感じでムカついてた」

バレていたか

「あぁ告白したよ、でも返事はまだだ」

「ぜってぇ負けねぇ」

俺も負けないよ

「じゃあ、戻るから...」

「俺は諦めてないからな!」

俺は黙って教室へ戻った
この日から祐介と俺はライバルになった

< 54 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop