それでも彼が好き

「おはよう。初めまして、私は、佐伯雅。よろしくね」
話しかけてくれたのは、大人っぽくてかわいい女の子。

「私は、雨宮雫。こちらこそよろしくね」

私たちは、色んな話をした。
雅も小さい頃から、体が弱くて色んなことを我慢してきた。
共感できることが多くてすぐに打ち解けた。

「今日の、健康診断なにするの?」

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